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運動靴と赤い金魚 [DVD]
運動靴と赤い金魚 [DVD]
ミル=ファロク・ハシェミアン
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定価: ¥ 4,935
販売価格:
人気ランキング: 21584位
おすすめ度: 
発売日: 2000-04-21
発売元: 日活
妹の運動靴をなくしてしまったアリ少年。家が貧しく、両親になくしたことを打ち明けられない彼は、妹に自分の靴を貸し、彼女が帰宅してから学校へ通う日々。そんなとき、学校のマラソン大会の3位の賞品が靴だと知った彼は、靴を獲得するために出場することにした。
イラン映画として初のアカデミー外国映画賞候補になったマジット・マジディ監督作。貧しい家族の物語をユーモアたっぷりに描き、家族のぬくもりを浮かび上がらせたマジディ監督。監督の登場人物たちへの温かな眼差しが心地よい感動を呼ぶ。ひとつの靴をかわりばんこに履いて学校へ走る兄妹の登校シーン、アリ少年が、妹のために頑張るマラソン大会など、子どもたちの一生懸命な姿には思わず笑みがこぼれてしまう。(斎藤 香)
強い男は、貧しさの中から作られる。
良い映画です。
強い男は、貧しさの中から作られる。
優しさは、暖かい家族で作られる。
走る天使
イランでは映画の検閲が厳しく、イスラム宗教の背景にとても神経を使う必要があるようだ。
大人を主人公に据えると語るには難しいことも、子供を主人公にすることでかなり自由度が増す、という理由にも要因があるようだ。
しかし、その当初苦し紛れのような製作者の不自由性から生まれたような手法も、この映画を観ていると、そのピュアな子供の眼差しを案内にして、ありのままの社会の姿も人の姿も静かに浮かび上がってくるような映画話法を生み出しているような気がする。それは幸か不幸かというより以前に、表現者側の繊細な工夫と配慮を感じさせて誠実な印象を強く感じさせるものだ。
お兄ちゃんのせいでザーラは学校でぶかぶかの男用の汚れた運動靴をいつまでも履いているのは恥ずかしい。
ふたりは毎日はらはらどきどきの学校生活。そんな毎日から生まれる出来事ひとつひとつに観客の僕らも胸を熱くする。
いつも足元が気になるザーラは、偶然校庭で見かけた下級生の足に履かれた自分の靴を発見する。
運動靴を共有して通うアリとザーラも、その毎日に限界を感じていて、ある日その子の家までふたりで尾行するが、その子と家族の戸口での様子を観ると、ふたりは顔を見合わせて何も言わず帰っていく。なんという繊細な優しい描写だろう。
庭師の鋏を貰った父は、アリを連れて自転車で都心の高級住宅街に行き庭の手入れの注文を取りひと稼ぎしようとする。
このエピソードでスクリーンに映し出される光景は、この映画が急に現代の世界なのだということをあらためて思い出させすらするほど。そんな巨大な貧富の差という現実を淡々と描きながらも、かえってアリとザーラの日常がある意味でとても豊かに見えもする。
学校で地区のマラソン大会の三等の副賞が運動靴だということを知ったアリは妹に「ぜったいに三等をとるよ」と約束する。
ゴール前のデッドヒート、わかっていようとも感動的だ。
純粋な子供に号泣
イランの映画産業の現状など知る由もなく、また規制が厳しく経済的にも日本にはるか劣る国の映画なんて勝手な偏見を持っていた自分が恥ずかしい。家庭は新しい靴を買ってくれるほど裕福でもなく、考えた兄は自分の靴を妹と交代に履いて変わりばんこに学校へ行けばいいのではないのか。妹はまだ小さいからどんなに走っても間に合わないの、だから兄も学校へ遅刻してしまう。でも毎日やっていると何とか間に合うようになってくる。妹には大きすぎるボロのきた靴を履いて、学校が終わってから必死になって家に走って帰る。そんなときマラソン大会の3位の賞品が新しい靴であることを知った兄は、妹のためにどうしてもプレゼントしたくなる。先生に出場の意思を伝えるけど出場者のメンバーは決まってしまったと伝えられた兄は、どうしていいかわからず涙ながしながら「出場できたら必ず活躍します。何がなんでも走って優勝します」と、必死に懇願する兄に思わず目頭が熱くなってしまう。マラソン大会に出場できることになった兄、他の子供は真新しい靴で気合を入れていますが自分の靴はボロ靴。でもそんなこと気にしていられない、なぜなら可愛い妹のための靴がかかっているのだから。走るしかない負けるわけにはいかない。妹に3位の賞品の靴をプレゼントしたい。その一心で走ります心臓は苦しくなっても走るしかないんです。普段喧嘩したりするけど今がんばってる兄をけなげな妹も応援しています。靴なんて古くなったら捨ててしまう日本人が見ても、応援してしまうんです。がんばれがんばれって。兄妹の可愛らしくいじらしく健気な愛に涙を誘わずにはいられません。映画を見終わった後はなにか幸せでやさしい気持ちになれます。
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